自己破産と過払い金返還請求

自己破産というのは、
債務者の管轄の地方裁判所に申立てをして、

多重債務超過に陥り支払不能状態、
あるいは極めて返済が困難な状況にある個人・法人の債務者を、

同時廃止（財産がない債務者）、
または異時廃止（財産がある債務者）により

生活最低必需基準資産※を除く財産を放棄することと引き換えに、
免責を受けてすべての負債を帳消しにして救済し、
生活再建の機会を与える債務整理のことをいいます。

※住宅ローンの残債額が適正評価値を
大幅に上回る不動産物件、
適正評価額が20万円未満の自動車類、有価証券類、保険金類、
退職金類、預貯金類、生活必需品等です。

業者との取引期間が長い場合、
業者に対して、
本来支払うべき金額以上の
お金を返済している可能性があります。

この余分に支払ったお金が過払いです。

過払いが発生した場合には、
業者からお金を借りていた人は、

逆に業者に対して、
「余分に支払った分を返還してくれ」
と主張することができます。

この「返還してくれ」という主張が、
過払い金返還請求です。

これで、貸金業者と借主の立場が逆転することになります。