借金から返済までの流れは?

金銭消費貸借契約における問題@

借金の契約というのは、
貸主と借主との間で貸借の合意があり、
実際に金銭が受け渡されたときに成立します。

 

ここでの問題は、
どのような内容の合意があったのかということと、
実際に金銭の受渡しがあったのかどうかということです。

金銭消費貸借契約における問題A

これについては、
次のような契約内容について契約書を作成しておけば、
その内容を証明できます。

 

■利息の有無や利率
■担保の有無
■契約違反の場合はどうなるのか...など

 

なお、実際の金銭の受渡しについては、
天引きの有無が問題となります。

返済時期の問題は?

返済の時期については、
何月何日というように定めがある場合は問題ないのですが、
出世払いとか、期日を定めていない場合には問題となります。

 

期日の定めがない場合には、
貸主が何日以内に支払えという催告をして、
その定めた日が経過したときが、
返済しなければならない期日ということになります。

 

そして、期日に返済があれば、そこで借金は消滅します。

 

しかしながら、期日に返済がない場合には、
担保権が設定されていれば、
担保権が実行され、保証人がいれば、
保証人に請求がされることになります。

債務不履行の問題は?

借金の返済ができない場合は、
契約違反(債務不履行)の問題が生じます。

 

債務不履行になったら、
借主は損害の賠償義務を負い、

 

また契約は解除され、
期限の利益の喪失条項があれば分割払いの約束であっても、
一括で残金の全部を返済しなければならなくなります。

 

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