時効の中断とは?
時効は、
貸主が一定期間権利を行使しないことにより、
借主に認められるものですから、
貸主側で、
何らかの権利行使と見られるような行為があれば、
それまで経過した時間については、
時効の効力は失われてしまいます。
これを時効の中断といいます。
時効を中断する方法は?
時効を中断するには、次のような方法があります。
■裁判上の請求
■差押え、仮差押え、仮処分
■借主の承認
裁判上の請求とは?
裁判上の請求とは、
貸主がお金を返せといって裁判に訴えることです。
ただし、裁判に訴えず、
口頭やハガキ、内容証明郵便などで
返済を請求(裁判外の請求)した場合にも、
6か月間だけ時効の中断が認められます。
そして、請求してから
6か月以内に裁判上の請求に訴えれば、
裁判外の請求をした時点で、
時効の中断があったことになります。