どうなるのですか？①
勝手に実印が持ち出され、
本人の名前で借金をしたというトラブルはよくあります。
この場合、
本人に借入れの意思がなければ、
その借金を返済する責任は免れます。
どうなるのですか？②
ただし、実印を持ち出した者が
日常的に本人の代わりに実印を使用し、
その貸主から借入れをしていたような場合には、
本人は支払義務を免れません。
これは、お金を借りる権限を、
本人が持ち出した者に与えたと
貸主が錯覚しても仕方のないケースなので、
民法では、本人よりも
貸主を保護することにしているのです（民法109条・表見代理）。
どのように対処したらよいですか？
他人に保険証やカード、実印などを使用され、
その借金の返済を貸主から要求されたという場合には、
自分で直接貸主と交渉することは避けたいところです。
必ず弁護士など専門家に相談するようにしてください。
デビットカードのデメリットは？
デビットカードのデメリットとしては、
次のようなものがあげられます。
■使用できるのは金融機関のホストコンピュータ稼動時間内のみであること
■利用限度額が口座残高内であること
■分割払いや海外使用も現状ではできないこと
※海外での利用については、国際デビットカードサービスを行っているＶＩＳＡや
マスターカードと提携している金融機関のカードを新たに発行してもらえば可能になります。