利息制限法による借金総額の見直しとは?@
現在、消費者金融の金利というのは、
大手の業者では
年利18%程度となっており、
利息制限法の上限金利となっています。
利息制限法による借金総額の見直しとは?A
これは、貸金業規制法の中に
「みなし弁済規定」というものがあり、
利息制限法の上限金利以上の利息をとっても、
債務者が任意に支払った場合には
有効とされているのですが、
裁判上は認められていないからです。
また、改正貸金業法によって
この「みなし弁済規定」は廃止されたことで、
利息制限法の上限金利を超える利息は
無効となりますので、
これを先取りしていることによるものといえます。
とはいえ、これまでは
利息制限法以上の金利をとっていたわけですから、
まずは利息制限法の金利によって
計算をやり直す作業を行うことになります。
過払いになっている可能性が高いのは?
長期の借入れでは、
過払いとなっているケースが多いです。
つまり、高金利の場合、
利息制限法で計算し直し、元本に充当した結果、
余りが出て、
過払いとなっている場合があるということです。
過払いとなるのは、
長期の借入れで7年以上利用していれば、
おおよそ過払いとなっていると言われています。
ただし、これはあくまでも目安であり、
金利によっても異なりますので、
実際に計算してみる必要があります。