信用情報機関への照会と借入先について@
今回のテーマは、
信用情報機関への照会と借入先についてです。
さて、消費者金融業者が信用情報機関に照会すると、
利用者が「どこで」借りているのかまでわかってしまうのでしょうか。
信用情報機関への照会と借入先についてA
消費者金融業者というのは、
与信の際に信用情報機関の情報を照会するわけですが、
実際にどこまで自分のことが知られてしまうのか
気になる方もいらっしゃるのではないかと思います。
実は、基本的には、
債務に関する情報は全部知られてしまいます。
現在利用している債務や、
すでに返済済みの債務についてもです。
なお、返済済みのものについては、5年間で自動的に抹消されます。
なので、利用者が「何社から」、それぞれ「いくら」借入をしていて、
それぞれ「いつが返済日」かというのもわかってしまいます。
ところが、
「どこで」借りているかについてまではわかりません。
これらの債務情報の中で、消費者金融が重視しているのは、
借入金額などよりも、利用者がいま何社利用しているのかなのです。
ちなみに、これらの情報は、
原則として、取引が発生した都度更新されることになっています。
といってもリアルタイムで常に更新されているわけではありません。
報告があってからデータベースに反映されるまでに、
タイムラグが発生するので、通常1日程度遅れることになります。
また、クレジットカード会社の多くが加盟しているCICは
月1回の更新になっています。